米軍機がウクライナ上空を偵察飛行、拿捕事件でロシアをけん制

<ロシアがウクライナ艦船3隻を拿捕した事件で、米軍がロシアに対する圧力を強めているが、専門家はさらに踏み込んだ対応が必要だと言う>

米軍は12月6日、ウクライナ上空で「臨時偵察飛行」を行った。11月25日にロシア軍がウクライナ艦船3隻を拿捕した事件を受けて、ロシアを威嚇する狙いとみられる。

5日には米太平洋艦隊が、ロシア極東のウラジオストク沖のピョートル大帝湾付近でミサイル駆逐艦による「航行の自由作戦」を実施したと発表したばかり。

「ロシアがケルチ海峡付近の黒海でウクライナ艦船に対して行った不当な攻撃は、挑発的で脅迫的なこれまでの行動をさらにエスカレートさせる危険なものだ」と、米国防総省は声明で述べた。

「アメリカはロシアとのより良好な関係を望むが、ロシアがウクライナやその他の場所で違法で安定を損なう行動をやめない限り実現しない」

拿捕事件が起きたのは、ウクライナ艦船が黒海とアゾフ海をつなぐケルチ海峡を通過しようとしたときだった。ロシアは以前から、ウクライナ軍がケルチ海峡を通過するのを妨害し、クリミア半島付近の主要港への出入りを難しくしてきた。

今回、挑発したのはウクライナのほうだ、とロシアは主張している。だが、専門家が公開情報や無線傍受記録を使って調査したところ、ロシアはウクライナ艦船を領海や排他的経済水域(EEZ)の外側にある「公海」で拿捕したと断定。さらにその際、殺傷能力の高い兵器を使おうとしていたと結論付けた。
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