スタバ前CEOのシュルツに、大統領選出馬前から退場勧告

<二大政党に属さず大統領選に挑む「第3候補」は既に負けが確定していると、あの「先輩」も警告する>

コーヒー店チェーン、スターバックスのハワード・シュルツ前CEOが、2020年の米大統領選に無所属の独立系候補として出馬することを真剣に検討中――このニュースは、主に批判的な声を伴って報じられた。

16年の大統領選でドナルド・トランプが予想外の勝利を手にしたことで、億万長者たちが次はわれこそと思う気持ちも分からなくはない。だが最終的に大統領の座を得る者は、共和党か民主党という二大政党のどちらかに属していると相場が決まっている。20年11月に本選が行われる頃には、無所属候補シュルツのことなど記憶のかなたに追いやられているだろう。

もちろん過去には、最終的に第3候補が重要な、時に決定的な役割を果たしたこともあった。00年に緑の党から出馬した消費者運動家のラルフ・ネーダーは、民主党候補だったアル・ゴア副大統領のフロリダ州での敗北と、大統領選そのものの敗北に影響を与えたとみられている。16年の大統領選では、緑の党から出馬したジル・スタインが民主党候補のヒラリー・クリントンから票を奪い失速させたと言われる。それより前では、1992年にテキサス州の実業家ロス・ペローが無所属で出馬し、一般投票で19%を獲得、テキサスを牙城とするブッシュ大統領の再選を阻んだ。

盛り上がるのは最初だけ

しかしこれらの第3候補には、他の共通点もあった。大統領選で勝利することはおろか、本選ではただの1人も選挙人を獲得できなかったのだ。本選で選挙人を獲得できた第3候補を挙げるためには、公民権運動中の68年に出馬した元アラバマ州知事ジョージ・ウォレスにまでさかのぼらねばならない。 

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