今だから振り返る、金正恩の残虐な犯罪の数々

<トランプが金との「個人的に良好な関係」をアピールするせいで、米朝首脳会談のテーブルから抜け落ちてしまった北朝鮮の深刻な人権侵害の数々>

ドナルド・トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は2月27日、ベトナムの首都ハノイで2回目の首脳会談を行う。だが人権団体は、金正恩政権による残忍な拷問や処刑にもっと目を向けるべきだと訴えている。

トランプは、北朝鮮に非核化を進めさせるうえで、金と個人的に良好な関係にあることがテコになるとアピールしてきた。

だが、人権侵害で知られる独裁者の金とトランプが個人的に親しいというのはおかしい。北朝鮮で日常的に行われている政治犯の処刑や飢餓など人権に関する議論が、交渉のテーブルから置き去りにされているからだ。

「ドナルド・トランプ大統領が人権に関知しないことは衝撃的だが、もっとひどいのは、金は北朝鮮住民にとって良い指導者だと持ち上げたことだ」と、国際人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウォッチでアジアを担当するフィル・ロバートソンは本誌に語った。「人口を減らしてくれるから疫病は良い、と言うようなものだ」

ヒューマン・ライツ・ウォッチによれば、北朝鮮は国家に対する反逆者として10万人を山間部などの隔絶された場所にある政治犯収容所送りにしている。収容者は強制労働を課せられ、無残な死を遂げる。「そうした強制労働に加え、女性は北朝鮮関係者から組織的な性的虐待やレイプを受け、住民は海外の情報から完全に遮断されている。北朝鮮が世界最悪の人権侵害国家と呼ばれるのも当然だ」
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