中台緊張!は「アメリカのせいだ」

<中国軍が台湾に対して軍事力を誇示しているのは「手を引けというアメリカへのメッセージだ」>

中国軍の戦闘機が中国本土と台湾を隔てる台湾海峡の実質的な停戦ラインとされている「中間線」を越え、国際社会が身構えるなか、中国共産党機関紙の人民日報系のタブロイド紙である環球時報は4月1日、中国側は確信犯的な声明を発表した。

3月31日、中国空軍の戦闘機「殲11」2機が中間線を越えて、一時台湾本島側の空域に入り、10分間ほど飛び続けた。台湾側からも戦闘機数機が緊急発進をかけ、一時海峡は緊張に包まれた。台湾側は中国が「無謀で挑発的な行動」だと非難し、「地域の安全と安定に重大な影響を及ぼす」ものだと警告した。

環球時報は、匿名のアナリストの声明を引用し、台湾独立を支持するアメリカ政府が台湾海峡で実施した「航行の自由」作戦への返答だった可能性があるとの見方を示した。

「中華民国」の正式名称を持つ台湾は、中国の内戦(国共内戦:中国共産党と中国国民党が繰り広げた内戦)で共産党が勝利した後に中国本土から台湾に移り、70年以上にわたって独立国家として機能している。だが中国政府は今も同島を中国の一部と見なしており、「ひとつの中国」原則の下で、外交的なものであれ軍事的なものであれ、あらゆる手段を講じて中台統一の姿勢を維持している。

「アメリカが落ち着けば台湾も落ち着く」

台湾の独立問題は何十年も前から米中間の外交上の火種となっており、米議会は台湾の主権を守るために武器売却や軍の派遣・駐留などの支援をしてきた。
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