フリーランスの収入で「普通」の生活ができる人はどれだけいるのか

<低所得、長時間労働に陥りがちなフリーランスの半数近くの収入は時給換算750円未満で、最低賃金にも届かない>

フリーランスという働き方が注目されている。個人で仕事を請け負い、自身の専門知識や技術を活かして生計を立てている人たちだ。フリーは「自由」、ランスは「槍(やり)」を意味し、中世ヨーロッパで様々な君主に仕えていた「自由兵」が語源とされる。

労働者からすれば自由な働き方ができ、企業からすれば高度なスキルを柔軟な形で利用できるメリットがある。これから先、フリーランスはますます増えてくるだろう。ITの普及によって、需要と供給を結び付けることも容易になっている。

気になるのはフリーランスの収入だ。普通の暮らしに足る収入を得られているのか。総務省の『就業構造基本調査』では、就業者の従業地位別の年間所得分布が出ている。フリーランスは「雇人のない業主」に相当する。

フリーランスと言うと、若いライターやデザイナー等を思い浮かべるが、実際のところ半数近くが高齢者だ。年金の足しに家庭菜園をする程度の人が多い。そこで、年間300日・週60時間以上働く人を取り出してみる。これなら、本気でフリーランスをやっている人と言えるだろう。<表1>は正規職員88万人、フリーランス27万人の年間所得の分布だ。

正社員、フリーランスとも所得300万円台が最も多い。年300日・週60時間以上働いてこれかと驚くが、フリーランスは低所得層が多い。4割が200万未満、2割が100万未満となっている。

あわせて読みたい

ニューズウィークの記事をもっと見る 2019年8月28日の国際総合記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

国際総合ニュースアクセスランキング

国際総合ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

海外の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

世界の経済情報、政治、外交、宗教や事件など世界中の情報をお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。