バナナ絶滅の懸念...世界で猛威をふるう「新パナマ病」、ついに南米に

<バナナの病害「新パナマ病」を引き起こす真菌が、南米ではじめてTR4が確認された......>

バナナの病害「新パナマ病」を引き起こすフザリウム属の真菌TR4が南米コロンビアで確認され、コロンビア農牧院(ICA)は、2019年8月8日、非常事態宣言を発令した。南米でTR4が確認された事例はこれが初となる。

台湾や中国、東南アジア、中東で甚大な損害をもたらしてきた

新パナマ病とは、土壌伝染性の植物病原糸状菌であるTR4が根から侵入して導管を通して広がり、維管束を破壊して立ち枯れを起こすバナナの病気だ。バナナの品種の中で最も生産量が多い「キャベンディッシュ」に感染し、台湾や中国、東南アジア、中東などでバナナ栽培に甚大な損害をもたらしてきた。

新パナマ病に感染したバナナを食べても人体に害はなく、TR4がヒトに感染することもないが、この病気への効果的な防除方法はいまだ確立されておらず、このまま世界的に感染が広がれば、キャベンディッシュが絶滅するおそれも懸念されている。

コロンビア農牧院では、コロンビア北部ラ・グアヒーラ県で生育中のバナナに立ち枯れの症状がみられたことから、6月11日以降、詳細な調査をすすめるとともに、国内4カ所のバナナ農園で検疫を実施するなど、必要な措置を講じてきた。8月5日には、バナナを輸出する主要15カ国の農業大臣がエクアドルの首都キトで会談し、感染防止に向けた対策について協議している。

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