京都の浄土宗総本山「知恩院」で、約80名もの僧侶が参加する「知恩院 秋のライトアップ2019」が開催される。2019年11月1日から12月1日まで。

 
今回、「お坊さんに会いに行こう!」を合言葉に、さまざまなイベントが期間中に行われる。

まず、2020年春に落慶を迎える国宝「御影堂」、日本最大級の木造二重門である国宝「三門」、宮崎友禅ゆかりの庭園「友禅苑」などがライトアップ。


特に、「三門」では、柱に「南無阿弥陀仏」の文字をプロジェクションロゴライトで投影するほか、階段には和傘を置いてライトアップする。


さらに、「方丈庭園」(京都市指定名勝)を9年ぶりに夜間特別公開し、夜間限定のお茶席も設けられる(11/23~12/1)

また、過去最多となる40名のお坊さんが登場する、「南無&ピースな浄土系フェス」も注目だ。


知恩院のお坊さんバンド「ぽくぽくすまいる」、「廻天坊主」(浄土宗・天台宗僧侶)によるブレイクダンスなどの「坊主・オン・ステージ」が開催されるほか、ギターや三味線・二胡、紙芝居などを使った「変わりダネ法話」披露もある。


「聞いてみよう!お坊さんのはなし」では、気さくなお坊さんたちの温かい出迎えを受けてお話を聞いた後、木魚に触れて「南無阿弥陀仏」とお称えするプチお寺体験ができる。
お坊さんの話を聞いたことがない人にもおすすめ。話の内容は「他力本願~おかげさまの心~」「諸行無常~すべてはうつりゆく~」など。


さらに、Instagramで「ナムい!フォトコンテスト」も開催。知恩院公式アカウントをフォローした後、秋のライトアップ2019で撮影した写真に「#知恩院ナムい」のタグを付けで投稿するだけで応募できる。入賞者は12月中旬に知恩院ホームページで発表される。


知恩院では近年、SNS全盛時代に合わせ、夜を徹して参加者が一斉に木魚念仏を唱える「ミッドナイト念仏in御忌」、お坊さんの顔が見えるイベント、SNS風顔出しパネルの設置、「ナムい」がSNSで話題のお坊さんが登場するPR動画など、従来のお寺の枠を超えた新たな取り組みを次々と行っている。

特に、ミッドナイト念仏はSNSでの呼びかけで若者や外国人の参加者も多いとのこと。秋の京都、観光ついでにぜひ知恩院へ立ち寄ってほしい。

知恩院 秋のライトアップ2019
知恩院公式アカウント(Instagram)
編集部おすすめ
Nicheee!の記事をもっと見る