【クックパッド勝間亮・買物事業部副部長】

【GMOペパボ小山健一郎氏】

1995年の一般公開以来、世界中のプログラマーに親しまれている日本発のプログラミング言語、「Ruby」を活用して、新たな価値を創造しているサービスや商品を表彰するグランプリ『Ruby biz Grand prix  2019』が、12月12日(木) に都内で開催された。

どこかで聞いたことがあるぞ、というNicheee!読者もいるかも知れない。
実はこの『Ruby biz Grand prix』、例年開催されており、ちょうど1年前にも取材させていただいる。(昨年の記事

第5回目を迎える今年は、新進気鋭なスタートアップを中心に、33ものサービスや商品がノミネート。

すでに名の知れた企業の新たなサービスや、いま話題の IoTやクラウドサービス、スポーツエンタメツールまで、ありとあらゆる分野でさらなる飛躍が期待できる優れたサービスが集結した。

島根県知事の丸山達也氏の挨拶からはじまった表彰式では、 フードシェアリングサービス【TABETE】で昨年グランプリを受賞した株式会社コークッキングの代表取締役CEO、川越 一磨氏が登壇。

【コークッキング代表取締役CEO、川越 一磨氏】

「受賞後は、JRさんと組んで【TABETE】が東京駅のエキナカで使えるようになったり、グッドライフアワードの環境大臣賞にも選んでいただいた。また、登録者数が20万人に成長しました」。
と、グランプリ受賞による反響の大きさを語った。

そしていよいよ、メインイベントである今年の受賞者の発表となった。
栄えあるグランプリには、2点が選出。

まず1つ目は、あの「クックパッド株式会社」だ。
クックパッドといえば“料理レシピサービス”が有名だが、今回評価対象となったのは、生鮮食品に特化したECサービス【クックパッドマート】。


昨年同社が立ち上げた新規事業で、毎日の料理に欠かせない生鮮食品が、地域のドラッグストアやリカーショップなどの店舗・施設に設置された「生鮮宅配ボックス」へ配達され、購入者は好きな時間にピックアップできるというもの。
また、流通コストを圧倒的に下げることで“送料無料”で購入できる点が特徴だ。【クックパッドマート】はすでに東京・神奈川にてサービスを提供している。

クックパッドの勝間亮・買物事業部副部長は、「今後もRubyでサービスを拡充し、より多くの人たちの買い物をもっと自由にするため、買い物の課題を解決していきたい」と豊富を語った。

グランプリもう1点は、「GMOペパボ株式会社」が運営する新しいホスティングサービス【ロリポップ!マネージドクラウド】が受賞。

レンタルサーバー並の運用の手軽さと、クラウドのような拡張性・自由度の高さを備え、低価格ながらオートスケール機能も搭載。

面倒なセットアップ作業も必要なく、WebアプリケーションやWebサイトを「楽」に作成・運営できるという画期的なサービスだ。


登壇したGMOペパボのホスティング事業部プリンシパルエンジニア・小山健一郎氏は、「このサービスのコア技術には、Rubyを活用した多数のソフトウエアが使われており、Rubyの恩恵をあずかって柔軟な機能開発が出来ている。
このような言語はRubyしかないと思って選択して良かった。」と感謝を表明した。

特別賞には、株式会社ookamiのスポーツ観戦アプリ「Player!」、MAMORIO株式会社の落とし物・忘れ物を防ぐ紛失防止タグ「MAMORIO」、ユニファ株式会社が開発した保育園向けお昼寝チェックサービス「ルクミー午睡チェック」の3点が受賞した。

また、Emerging Industry賞にはQuipper Limited 日本支店の「スタディサプリ」、株式会社ニューロスペースの「lee BIZ」、Nota Inc.の「Gyazo」が選出。

Vertical Solution賞には株式会社バトンズの「バトンズ」、株式会社LegalForceの「LegalForce」がそれぞれ選出され、 トロフィーと賞状が授与された。 


会の最後には、閉会の挨拶として審査員長のまつもとゆきひろ氏が登壇。
今グランプリについて「Rubyの普及や『Ruby biz Grand Prix』の知名度が高まったこともあり、多くの素晴らしい作品にエントリーして頂き、どの作品に賞を与えてもおかしくないほどだった」と、応募作品のレベルの高さと審査の難しさを語った。

【審査員長のまつもとゆきひろ氏】

【受賞企業代表者による記念撮影】

年々注目度があがっている『Ruby biz Grand prix』。ここで受賞、ノミネートされたサービスが、今後どのようにこれからの社会、引いては私たちの生活に影響を与えていくのか、楽しみに注目していきたい。


【Ruby概要】
「開発者が楽しければ、きっと世の中が楽しくなる」という想いのもと、島根県在住のまつもとゆきひろ氏が、1993年に開発したプロミング言語。
企業はRubyを使った開発を行うことで、企業・社会が抱える課題に対して、柔軟でスピーディーなアプローチが可能。
1995年の一般公開以来、その使い勝手の良さ、開発生産性の高さなどから世界中のプログラマーに親しまれており、2012年には、国際プログラミング言語のなかで初の国際認証を得ている。
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