ちなみにこの騒動以降「ポリゴン」というポケモンは以降のTVアニメシリーズには登場することなく完全なタブー状態にある。
子供向けアニメが放映される際に冒頭のシーンでよく「テレビを見る時は部屋を明るくして離れて見て下さい」といった旨の注意喚起テロップが挿入されることが多いが、このような風習はとあるアニメの影響を受けて行われるようになった。
そのアニメとはなんと20年以上に渡りテレビ東京系列で放送され続けている不動の大人気アニメ「ポケットモンスター」。
ことの発端は、1997年12月16日18:30 ~にテレビ東京系で放送されたテレビアニメ『ポケットモンスター』第38話「でんのうせんしポリゴン」の後半部分で、主人公 サトシの味方ポケモンであるピカチュウが必殺の「10まんボルト」を放った際、赤と青の光が激しいスピードで点滅を繰り返す映像がテレビ画面に映し出され、テレビを見ていた子供が光感受性発作やてんかんを発症し、卒倒するなどの被害が出た騒動。通称「ポリゴンショック(ポケモンショック)」。
翌日のNHK夜7時のニュースでは、729人が病院で手当てを受けたと報道。さらに消防庁の集計によると、17日午後5時までの段階で、30都道府県で計685人が病院に運ばれ、意識不明などの重症者3人を含む計208人が入院したという。
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ちなみにこの騒動以降「ポリゴン」というポケモンは以降のTVアニメシリーズには登場することなく完全なタブー状態にある。
テレビ東京は、原因が究明されて再発防止策が取られるまで、『ポケモン』の放送を4ヶ月も自粛する羽目となった。地方局もこの動きに追随。
更にはビデオレンタル店の棚からはポケモン関連の作品が消えるなど各方面に影響を及ぼした。
その後、厚生省(当時)が「光感受性発作に関する臨床研究班」を発足、郵政省(当時)も「放送と視聴覚機能に関する検討会」を設置し、NHKと日本民間放送連盟(民放連)も映像手法におけるガイドラインを策定するなど平成のアニメ業界では最大の事件といっても過言ではない。
ちなみにこの騒動以降「ポリゴン」というポケモンは以降のTVアニメシリーズには登場することなく完全なタブー状態にある。
(正確に言うと画面の発光はポリゴンではなくピカチュウの攻撃によって引き起こされたのだが、、、)
このような悲劇を二度と繰り返さぬよう、この騒動以降 あのお決まりのテロップが使われるようになったという経緯があるのだ。
【出典】
「90sチョベリー」
「J-CASTニュース」
https://www.j-cast.com/2016/12/13286004.html?p=all
(written by 虫歯太郎)
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更新:2024-04-23 14:49
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