Jリーグのセレッソ大阪で、2021年8月4日、チームスタッフによる「AED講習」が行われた。

場所は、大阪市にあるホームスタジアムのヨドコウ桜スタジアム。
先日から供用開始したこの新たなスタジアムで、初めての実施となった。


ちょうど10年前の2011年8月4日は、サッカー元日本代表の松田直樹さん(当時、JFLの松本山雅FC所属)が練習中に急性心筋梗塞で倒れ、34歳の若さで亡くなった日。

その後、救急搬送の遅れに加え、練習場に自動体外式除細動器(AED)が未設置だったことが問題視された。事故当時、AEDはJリーグ所属クラブでは設置が義務付けられていた一方、JFLでは義務ではなかった。近年この事件をきっかけに、スポーツの現場でもAEDの設置普及が進んでいる。


参加したスタッフは、まず、スタジアム内のメインスタンドやバックスタンド、ゴール裏スタンドなどAEDが設置されている場所を1つ1つ歩いて確認した。

ちなみに、スタジアム内には合計8つのAEDが設置されており、そのうち5つはスタジアムの来場客も活用することができる(2021年8月4日現在)


その後、チームスタッフは、大阪市消防局の救命救急士らによるAED講習を受講した。

今回受けた90分の救命入門コースでは、AEDを使用した心肺蘇生の手順として、人形とAEDを使っての安全確認、胸骨圧迫、AEDの電源の入れ方、電極パッドの貼り方などを、消防による指導のもと、チームスタッフ同士で互いに確認し合って訓練を行った。


参加したチームスタッフからは、「初めてのスタジアム利用だとAEDの設置場所がややわかりづらいかもしれない」や「意識しないと目に留まらないので良い機会になった」といった感想に加え、「AEDの使用は一度限りなのか」といった質問もあった(電極パッドは一度限り、機械などは繰り返し使用可能とのこと)


この日、Jリーグやセレッソ大阪をはじめ、多くのクラブからも「二度と悲劇を起こさない」と、松田さんの急逝10年を悼んだり、AED設置の重要性を発信したりする動きが見られた。

セレッソ大阪
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(Written by Aki Shikama)



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