旅行でお土産を買うなら、地元の人に親しまれている「スーパーマーケット」がおすすめ。価格は全体的に安く、しかもコンビニより品数は多い。
長年、国内外のスーパーでお土産を調達してきた筆者が、今回は【青森・三沢編】を紹介する。

三沢には、米軍と自衛隊の基地があるため、「基地のまち」である。在住アメリカ人も多く、東北の田舎にもかかわらず、インターナショナルな雰囲気がただよう。そして、青森南部で最大の都市、八戸も青森市や弘前市より近い。


まず紹介するのは「チョコQ助」だ。実はこれ、地元民もなかなか手に入らないという、売り切れ続出のヒット商品なのである。


八戸の伝統菓子、南部せんべいにチョコレートがかかる「チョコQ助」と、南部せんべいにホワイトチョコレートがかかった「白いチョコQ助」が販売されている。スーパーだと1袋250円ほどで手に入る。

食べた人が皆、絶賛するおいしさ。店によっては「1人2袋まで」など制限もある。もし見かけたら即買いしたい。


続いて、青森名産の魚介類といえばほたて。
常温で持ち帰るのにはラクなのが、レトルトカレーだ。炙りほたてが入ったカレーは、ビーフやポークなどのカレーとまた違うおいしさがある。


また、海上自衛隊大湊基地の「海自カレー」もおすすめ。旧日本海軍から直伝のカレーは軒並みレベルが高い。

他の基地で販売されているレトルトカレーとの食べ比べも楽しい。


「八戸せんべい汁」は、肉や魚、きのこ、やさいなどでとっただしの汁に、南部せんべいを割って入れて煮込む郷土料理。ただ、いざ食べたいと思っても、鍋料理は作るのがなかなか大変。そこで便利なレトルトが売られている。一度、八戸せんべい汁を手軽に食べてみたい、そんな人にぜひ。


南部せんべいは、青森が本場。どこのスーパーでもたくさんの種類が売られている。どれを食べても基本おいしく、手が止まらなくなる。
しかも値段も安い。

中には「割れせんべい」という、非常にお徳用な商品も。質より量ならこちらもおすすめ。


青森県民のソウルフードといっても過言ではないのが、「源たれ」である。焼肉や野菜炒めなどに欠かせないといい、さすが地元、定番以外にさまざまな種類の源たれがそろう。

首都圏などのスーパーでも近ごろ見かけるが、青森だと安く、しかもスーパーだとよくセールもしている。瓶で重いのがやや難だが、少なくとも1、2本持ち帰っても損はない。


瓶はちょっと、という人におすすめなのが、パスタソースの源たれ味。しかも、S&B製造である。

手軽に源たれの味をパスタで味わうにもおすすめ。なによりこの商品、常温でかさばらない。


「かっけ」も、青森の郷土料理。
例えば、そばかっけはそば粉に若干の塩を入れて水でこね、記事を薄くのばしてゆで、にんにく味噌をつけて食べる。かっけはこの地方の方言で「かけら」「端っこ」という意味。むぎかっけは小麦粉で作る。

青森の南部地方では、今も家庭料理の1つ。にんにく味噌のほか、ねぎ味噌、ごま味噌などをつけて食べることもあるという。青森のB級グルメとしても注目を集めている。


「イギリストースト」は、青森県民おなじみ、工藤パンのロングセラー商品。戦後に発売され、マーガリンとグラニュー糖を山型パン2枚で挟み、甘い味わいで満足度が高い。

定番以外に、地元ではチョコレートやコーヒークリーム、小倉あんなども売られている。青森ならではのご当地パン、ぜひ手に入れて味わってみてほしい。

【青森・三沢にある主なご当地スーパー】

■ユニバース https://www.universe.co.jp/
■よこまちストア https://yokomachi.com/
■マエダストア https://i-maeda.jp/

(Written by トラコ)


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