スターレットの種を蒔いたパブリカ|トヨタ パブリカ 1200 ST Vol.1

スターレットの種を蒔いたパブリカ|トヨタ パブリカ 1200 ST Vol.1
       
トヨタ・パブリカは、2代目でその歴史に幕を下ろしている。歴代パブリカとして、4つほど違う外観を思い浮かべることができるため、意外な感じがするが事実なのだ。

 初代は1961年に登場したP10系。モノコックボディに空冷水平対向2気筒、700ccエンジンを搭載した2ドアセダンだった。66年には排気量を800ccに拡大し、これがP20系となる。P10にもあったコンバーティブルはP20にも用意され、さらにディタッチャブルトップも追加。グレードもさらに増えた。

 そして2代目の登場は1969年。P30系は水冷直列4気筒のK型エンジンが搭載されるシリーズに変更された。800ccの空冷エンジンのグレードも残されたものの、72年に行われたビッグマイナーチェンジの時に消滅している。この大規模な変更時には、ボディパネルが金型から作り直されるほど外観にも手が加えられ、印象としてはフルモデルチェンジと同等だった。今回の取材車両であるKP31は、このタイミングに当たる。

 そして翌74年にはKP40系パブリカ・スターレットがデビューし、結果的にトヨタの車種ラインナップの流れは、スターレットへ移っていった。

関連記事:「結局、KP31だけで3台乗ってしまいました」テールまわりの形が好きで|トヨタ パブリカ 1200 ST Vol.2

スターレットの種を蒔いたパブリカ|トヨタ パブリカ 1200 ST Vol.1

KP31のホイールPCDは珍しい110mm。取材車両のオーナーはそれを生かすため、ビルズにワンオフでのフロントサスペンションの製作を依頼した。オリジナルのスピンドルを流用した車高調を装着したことによって、お気に入りのフォルムが完成。

スターレットの種を蒔いたパブリカ|トヨタ パブリカ 1200 ST Vol.1

エンジンは3K型をベースに、キャブレターをミクニソレックスφ40mm S型に交換し、TOSCO製のCDI 19200-SP052、ボッシュ製プラグコードなどを装着。

スターレットの種を蒔いたパブリカ|トヨタ パブリカ 1200 ST Vol.1

プレートはエンジンルーム内の右前方に付く。

スターレットの種を蒔いたパブリカ|トヨタ パブリカ 1200 ST Vol.1

パブリカという車名は、一般公募によるもので、パブリックカーが語源となっている。左右のフェンダーに付く車名エンブレムの脇に、グレード名STの小さなバッジが付く。

掲載:ノスタルジックヒーロー Vol.140 2010年8月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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2020年6月7日の経済記事

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