環境アクティビズムとともに誕生したパタゴニア

普段、見慣れたパタゴニアのロゴとは一線を画したレスポンシビリティーのアイテム。
GPIWとは、パタゴニアの前身「シュイナード・イクイップメント」の直営店として1970年にオープンした「グレート・パシフィック・アイアン・ワークス」の略。パタゴニアになった現在も継続して店舗名として使われている。今季のアイテムは、当時販売されていたデザインやカラーからインスパイア。環境に関するメッセージ性もさることながら、’70年代のアメリカ映画から飛び出してきたようなデザインには、純粋に心がくすぐられる。
本社があるヴェンチュラの波と一号店の店名が記されたレスポンシビリティー。素材はオーガニックコットン。

’70年代を彷彿とさせる“GREAT PACIFIC”のフォント。オーガニックコットンで、着古したようなヴィンテージの風合いが特徴。
--{}--リサイクル素材100%の「レスポンシビリティー」

レスポンシビリティーのアイテムは染色を一切せず、再利用した端材を混ぜ合わせることで絶妙な色味を醸し出している。古着のような手触りと雰囲気を楽しめるのも特徴だ。

Tシャツの内側にプリントされているのは、エコロジカルフットプリント。4.8本のペットボトル、0.26lbs(約118g)のコットン端切れから作られていて、同時に96%の水を節約し、運搬では45%の二酸化炭素排出を削減していることが記載されている。
パタゴニアがレスポンシビリティーの生産・販売を始めたのは2016年。今年で7年目になるが、しっかりした生地感のわりに肌触りが柔らかなのが特徴で、気心地の良さには定評がある。この秋に登場する新レスポンシビリティーは、参加アーティストによるロゴデザインと込められたストーリーにも注目。パタゴニア好きなら見逃せない、的を射たメッセージがプリントされている。
「How To Change」と題したデザインのレスポンシビリティー。