頭のてっぺんからつま先まで夏を快適にしたければ。ということで靴の話題である。
定番のサンダル、素足履きできるもの。ハイテク、ローテク。注目作に異色の作。6足厳選で見えてきた夏の足元、その傾向と対策。
1_「ナイキ スポーツウェア」のスニーカー
名作「インターナショナリスト」をはじめとする、ランニングシューズの伝統的デザインからヒントを得た「ナイキ リアクト エレメント 87」。独自素材のリアクトフォームミッドソールを採用し、軽量性に優れた履き心地に。何より、半透明で通気性のあるアッパー素材が、夏にいいのだ。
2_「キーン」のサンダル
歩行時に求められる機能を考えて開発されたブランドならではのプレミアムフリップフロップ。足裏の形に合わせて立体成型されたフットベッドは、フィット感やクッション性に優れ、毎日のウォーキングを快適にサポート。天然原料を使用した防臭加工も施されている。エラい。
3_「メレル」の“シャンダル”
街から水のある場所まで1足で完結する「チョップロック シャンダル」。独自開発の排水穴を設けたハイドラモーフを採用し、インナーに入り込んだ水を瞬時に外へ。ビビッドな色合いはファッションでのハズしとしても活躍。そのサンダル×シューズな機能性からこの名に。
4_「アディダス オリジナルス」のサンダル
1972年の発売当初から、シャワータイムに履くスポーツサンダルとして、選手たちに愛されてきた「アディレッタ」。現在ではストリートスタイルのキーアイテムとしても愛用される存在に。そんな今作を活き活きとしたカラーで刷新。お気楽コーデのアクセントにいかがか。
5_「シンアンドサン」の靴
北インドの伝統的なスリッパをアップデート。同国の伝統的なシューズ工場に依頼し、工程はすべてが手作業。アッパーにスエード、ヒールにシボレザーを、アウトソールにはクレープソールを使用して、自然なクッショニングを実現。踵を踏んでサンダル使いもOKデス。
6_「ヴァンズ」のスニーカー
新しくリリースされた「ヴァンズ コンフィ クッシュ」はまるで雲の上を歩いているかのような履き心地を実現。定番「エラ」の姿はそのままに、軽量カップソール「コンフィ クッシュ」を使用するなど、これまでの構造を一新。新時代に相応しい新しいヴァンズの幕開けだ。
清水健吾、山本雄生=写真 荒木大輔、菊池陽之介=スタイリング 加瀬友重、谷中龍太郎、黒澤卓也=文 平沼久幸=イラスト