ショップ、ホテル、そして公園が一体となった渋谷・宮下公園の新名所「MIYASHITA PARK」。その魅力とは結局何なのか。

それは複合施設としての単なる目新しさではなく、そこから生み出される新たなカルチャーなのだと思う。

その発信地のひとつとして注目したいのがイコーランド シブヤだ。

MIYASHITA PARKへ行くなら、まずはイコーランド ...の画像はこちら >>

「信頼できる服を作る」ことをコンセプトとし、作り手も売り手も買い手も、ファッションに関わるすべての人が等しく幸せになる場所にしたい、という願いがそのブランド名に込められている。

余剰在庫として眠っていた素材で作ったTシャツやスウェット、ムートンの切れ端をつなぎ合わせて作ったコートなどを製作。それは信頼できるファッション文化を再構築するための試みでもある。

さてこの店、既存のファッションストアの枠組みをいい意味で逸脱している。

マーケットエリアにはファッションから食まで(そして企業から個人まで)あらゆるジャンルの30~40店が出店。全体のテーマが2、3カ月毎に変更されるため、そのタイミングで出店が入れ替わるのだ。

ギャラリーでは世界の注目アーティストたちの作品を展示し、購入することも可能となる。プレスルームエリアも設け、スタイリストやインフルエンサーたちが日常的にやってくる。また多くのイベントやワークショップも開催する予定だ。

これをキュレーションメディア型店舗と定義している。

「今のファッションのタイムライン」の実体験の場として機能させ、新たなカルチャーを生み出そうとしているのだ。


イコーランド シブヤの注目アイテム4選

MIYASHITA PARKへ行くなら、まずはイコーランド シブヤへGO!
Tシャツ各8800円、長袖Tシャツ1万800円/イコーランド トラスト ファッション(イコーランド シブヤ 03-6805-0903)

「イコーランド トラスト ファッション」のTシャツ&カットソー
オーガニックコットン糸を使い、コールドプレスジュースに用いたあとに残った果物や野菜の果汁を用いて染める「ボタニカル・ダイ」による半袖と長袖のTシャツ。

ネック後ろの「信用タグ」には、綿花生産者からデザイナーにいたるまで製造に携わった人々の自筆署名がプリントされる。

 

MIYASHITA PARKへ行くなら、まずはイコーランド シブヤへGO!
H20.3×W26.8×D9.5cm 6万4800円/トランスペアレント サウンド(イコーランド シブヤ 03-6805-0903)

「トランスペアレント サウンド」のスピーカー
強化ガラスパネルとアルミフレームで構成され、透明のボディが特徴。長く使ってもらうため、すべての部品を個別に交換、更新、修理できるように設計。モノ作りの“透明”性も確保しているのだ。

MIYASHITA PARKへ行くなら、まずはイコーランド シブヤへGO!
1200円/ノープラスチック ジャパン(イコーランド シブヤ 03-6805-0903)

「ノープラスチック ジャパン」のストロー
使い捨てプラスチックの削減を目指すノープラが作ったストローセット。巾着の中身は太さの違うステンレス製ストロー2本と、クリーニングブラシ2本。

 

MIYASHITA PARKへ行くなら、まずはイコーランド シブヤへGO!
600円/センベイ ブラザーズ(イコーランド シブヤ 03-6805-0903)

「センベイ ブラザーズ」のせんべい
「せんべいを、おいしく、かっこよく」をテーマに、見た目も味もスタイリッシュなせんべいを作る東京都江戸川区発のブランド。こちらはあと引くうまさの「甘辛七味」。

 

イコーランド シブヤ
住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10 South3階
電話番号:03-6805-0903
営業:11:00~21:00(定休日は館に準ずる)
※入店は事前予約制なので、詳細はHPを確認ください。

 

清水健吾=写真 来田拓也=スタイリング 加瀬友重=文