「“本命”エコバッグ」とは……
海を想う者は、環境を想う者でなければならない。
レジ袋を使わず、プラスチックが削減できれば、間違いなく海洋保護に直結する。
その気持ちに、2つのニューヨークブランドが答えてくれる。
「ファンタスティック」なひと言に全会一致で共感
メッセージTとは、時に代弁者である。普段言葉にしないような変則的なワードから、これまた普段ならド直球すぎて敬遠したくなるほどストレートなワードまで、Tシャツならばイケる。ピルグリム サーフ+サプライのエコバッグにも、自分の気持ちを籠められる一品が。
生地に使われているのは柔らかく丈夫なマイクロファイバー糸。優れた透湿性を兼ね備え、高密度に織り上げることで程良いハリと柔軟さを両立。
そして、ど真ん中へ大胆に入った”LESS PLASTIC IS FANTASTIC”の文字。目にしただけで、なぜこのアイテムを生み出したか、どんな思いで作ったかがヒシヒシと伝わってくる。このメッセージに共感しない大人なんて、どこにもいない。こんな世界が作れたら、確かにファンタスティック!
シンプルな姿の奥に感じられる思惑
街と海のデュアルライフを過ごす大人が手掛けているからこそ、サタデーズ ニューヨークシティのアイテムにはいつも「そうそう、これこれ」と唸らされる。どこかにさりげな~く海を感じさせ、それでいて佇まいはモダン。
実は、トートバッグも定番として毎シーズンさりげな~く発表されている。中央にお馴染みのブランドロゴを配した至ってシンプルな作りで、ポリエステル100%だからラフに扱っても問題なし。幾何学模様をあしらったり、写真をコラージュしてみたりと、目でも楽しませてくれる。
で、この秋冬の新作は、全面に迷彩柄を施したミリタリー風味。なにより多彩なカラーパレットで描かれているから、いかにもミリタリーじゃなくて使いやすい。
“あの”サタデーズのことだから……と、いい意味で裏読みしても、あながち間違いじゃないだろう。
なかなか海で大ハシャギ! もしづらい状況だけど、心はいつも海とともに。日々の何気ない買い物が、少しでも海のためになりますように。
「“本命”エコバッグ」とは……レジ袋も有料化し、いっそうのエコマインドが求められる昨今。改めて地球との共存を考えるなら、傍らには常に相棒となるエコバッグが必要である。
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菊地 亮=取材・文