実用性、という側面だけで語るならデジタル時計は機械式を凌駕する。
ミニマルスタイルを好む日本のノンフィクション作家は、意外にもそれを選択した。
「デジタルウォッチ」と「ミニマルファッション」
G-SHOCK
Gショック/GMW-B5000TCF-2JR
初代の遺伝子を受け継ぐフルメタルバージョン、その最新作がこちら。大中小3つのドットパターンを駆使することで、オールチタンのタフネスウォッチに絶妙なブルーカモフラージュ柄をオン。斜めの角度から見ても時刻表示が読みやすいSTN-LCD液晶には、高輝度のフルオートLEDライトが光る。
スマートフォンリンクやマルチバンド6、タフソーラーといったデジタル特有のテクノロジーも標準装備する。
こんなミニマルファッションを合わせたい! PART 1
ハーフジップのミドルゲージニットと滑らかなウールスラックスで、大人の落ち着きを。
HAMILTON
ハミルトン/ハミルトン PSR
レトロフューチャーなルックスが今なお新鮮な伝説的モデルの復刻版。世界初のLED式デジタルウォッチとして名高い「ハミルトン パルサー」の2作目をモチーフに、ダイナミックなケースを採用する。
液晶ディスプレイと有機ELテクノロジーを組み合わせ、視認性を高めつつ常時点灯も実現させた。
こんなミニマルファッションを合わせたい! PART 2
カシミヤ混ニットとコーデュロイパンツの組み合わせが優しい温かみを感じさせる。
PRO TREK
プロトレック/PRW-30YT-1JF
漆黒のケース&ブレスレットの随所に、印象的な赤を注入。そのモチーフはファイヤーフォールと呼ばれる稀少な自然現象であり、クライマーの聖地であるアメリカ・ヨセミテ国立公園内にあるエル・キャピタンで偶発する。
自然に敬意を表したアウトドアギアであり、高度・気圧・方位などが計測可能。
こんなミニマルファッションを合わせたい! PART 3
最新の編み技術を駆使したクルーニットに、ダメージ加工のワイドなミリタリーパンツ。
NIXON × RHC RON HERMAN
ニクソン×RHC ロンハーマン/ステイプル フォー RHC
ともにカリフォルニアにルーツを持つ両者のコラボレーションモデルは、クリーンなルックスに特別なディテールを潜ませる。ケースは重厚感と高級感のあるシルバーに。
GARMIN
ガーミン/フェニックス 6 プロ デュアルパワー
GPS機器のパイオニアが放つ多機能時計。使い勝手の良いロングバッテリーとソーラー充電機能に加え、街でも山でも頼れる高性能の地図機能を搭載する。着用者の趣味の追求を支えるギアとしても懐が深く、30種類以上のマルチスポーツに対応。ウェアラブル端末の最先端を走る。
Good Style Icon
知性が漂う小説家のように
沢木耕太郎
ルポライターとして1970年にデビューし、ノンフィクション作品、小説、エッセーなどを多数発表。
※本文中における素材の略称:SS=ステンレススチール
竹内裕二(BALLPARK)=写真(人物) 正重智生(BOIL)=写真(静物) 梶 雄太=スタイリング 飯嶋恵太(Mod’s Hair) =ヘアメイク 柴田 充、加瀬友重、髙村将司、増山直樹=文 Shapre=イラスト