実用性、という側面だけで語るならデジタル時計は機械式を凌駕する。

ミニマルスタイルを好む日本のノンフィクション作家は、意外にもそれを選択した。

腕時計とは道具である、と言わんばかりに。

 


「デジタルウォッチ」と「ミニマルファッション」

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G-SHOCK
Gショック/GMW-B5000TCF-2JR

初代の遺伝子を受け継ぐフルメタルバージョン、その最新作がこちら。大中小3つのドットパターンを駆使することで、オールチタンのタフネスウォッチに絶妙なブルーカモフラージュ柄をオン。斜めの角度から見ても時刻表示が読みやすいSTN-LCD液晶には、高輝度のフルオートLEDライトが光る。

スマートフォンリンクやマルチバンド6、タフソーラーといったデジタル特有のテクノロジーも標準装備する。

こんなミニマルファッションを合わせたい! PART 1

ひとクセありな“デジタル時計”を、ファッション目線で選んでみた
ニット3万2000円/バブアー(バブアー 渋谷店 03-6450-5993)、パンツ4万1000円/ポロ ラルフ ローレン(ラルフ ローレン 0120-3274-20)

ハーフジップのミドルゲージニットと滑らかなウールスラックスで、大人の落ち着きを。

ひとクセありな“デジタル時計”を、ファッション目線で選んでみた
SSケース、縦34.7×横40.8mm、クオーツ。9万円/ハミルトン(スウォッチ グループ ジャパン 03-6254-7371)


HAMILTON
ハミルトン/ハミルトン PSR

レトロフューチャーなルックスが今なお新鮮な伝説的モデルの復刻版。世界初のLED式デジタルウォッチとして名高い「ハミルトン パルサー」の2作目をモチーフに、ダイナミックなケースを採用する。

液晶ディスプレイと有機ELテクノロジーを組み合わせ、視認性を高めつつ常時点灯も実現させた。

こんなミニマルファッションを合わせたい! PART 2

ひとクセありな“デジタル時計”を、ファッション目線で選んでみた
ニット2万6000円/スリードッツ(スリードッツ青山店 03-6805-1704)、パンツ7万円/ビズビム(F.I.L. TOKYO 03-5725-9568)

カシミヤ混ニットとコーデュロイパンツの組み合わせが優しい温かみを感じさせる。

ひとクセありな“デジタル時計”を、ファッション目線で選んでみた
SSケース、45.2mm径、ソーラー。7万3000円/プロトレック(カシオ計算機 03-5334-4869)


PRO TREK
プロトレック/PRW-30YT-1JF

漆黒のケース&ブレスレットの随所に、印象的な赤を注入。そのモチーフはファイヤーフォールと呼ばれる稀少な自然現象であり、クライマーの聖地であるアメリカ・ヨセミテ国立公園内にあるエル・キャピタンで偶発する。

自然に敬意を表したアウトドアギアであり、高度・気圧・方位などが計測可能。

こんなミニマルファッションを合わせたい! PART 3

ひとクセありな“デジタル時計”を、ファッション目線で選んでみた
ニット4万9000円/トーマスフォーロンハーマン(ロンハーマン 0120-008-752)、パンツ3万円/RHC(RHC ロンハーマン 0120-008-752)

最新の編み技術を駆使したクルーニットに、ダメージ加工のワイドなミリタリーパンツ。

ひとクセありな“デジタル時計”を、ファッション目線で選んでみた
プラスチックケース、縦46×横39mm、クオーツ。1万8000円/ニクソン×RHC ロンハーマン(RHC ロンハーマン 0120-008-752)


NIXON × RHC RON HERMAN
ニクソン×RHC ロンハーマン/ステイプル フォー RHC

ともにカリフォルニアにルーツを持つ両者のコラボレーションモデルは、クリーンなルックスに特別なディテールを潜ませる。ケースは重厚感と高級感のあるシルバーに。

時間、日付、クロノグラフなどを選択できる液晶には、RON HERMANの文字が常時表示される。

 

ひとクセありな“デジタル時計”を、ファッション目線で選んでみた
繊維強化ポリマーケース、47mm径。14万円/ガーミン(ガーミンジャパン 0570-049-530)


GARMIN
ガーミン/フェニックス 6 プロ デュアルパワー

GPS機器のパイオニアが放つ多機能時計。使い勝手の良いロングバッテリーとソーラー充電機能に加え、街でも山でも頼れる高性能の地図機能を搭載する。着用者の趣味の追求を支えるギアとしても懐が深く、30種類以上のマルチスポーツに対応。ウェアラブル端末の最先端を走る。

 

Good Style Icon
知性が漂う小説家のように

ひとクセありな“デジタル時計”を、ファッション目線で選んでみた

沢木耕太郎
ルポライターとして1970年にデビューし、ノンフィクション作品、小説、エッセーなどを多数発表。

シンプルなワンツーコーディネイトと多機能なデジタル時計とのギャップが興味深い。

 

※本文中における素材の略称:SS=ステンレススチール

竹内裕二(BALLPARK)=写真(人物) 正重智生(BOIL)=写真(静物) 梶 雄太=スタイリング 飯嶋恵太(Mod’s Hair) =ヘアメイク 柴田 充、加瀬友重、髙村将司、増山直樹=文 Shapre=イラスト