エンタメ企業を成功に導いてきた男の、医療界での新たな挑戦【後編】
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名だたるエンタメ企業の第一線を走ってきた水上真さん(50歳)。彼がこれまでの経営経験を活かせる場として、次に選んだのは医療業界だった。

「テレビの仕事をするなか、数年前から医療番組の需要の高まりを感じるようになったんです。皆が興味を持つような切り口で医療ものを展開できないかなと、業界自体に注目していました」。

この頃、知人の病院長から、ちょうど医療商品開発から介護施設までワンストップでこなす会社の経営に入ってほしいという相談を受ける。さらに、大学病院で働く医師であり、妻・真美子さんの開業話もあり、医師本人や関係者からも経営の依頼があった。もはや流れは完全にできていた。

「勤務医と開業医って同じ医師なのに性質が違う。前者は診療に専念しやすいですが、後者は結局、事業運営なんです。新規開業は事業の立ち上げであり、とても大変だと実感しています。開業するには診療と経営の両軸がセットであり、サービスとして結果を残すためには医療の知識だけでは足りません。診療は診療のプロがやるものですが、経営はマネジメントのプロがやってこそだと思います」。

これはエンタメやメディア業界で水上さんが行なってきたことと同じ。いいコンテンツを、いい手法で届ける、ということ。アスキー系企業で培った「ハード面」、そしてオリコンや日本コロムビアなどで得た「ソフト面」。どちらかが欠けてもいいサービスは生まれない。こうして進化形のクリニック、園調布耳鼻咽喉科医院は誕生することになる。


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