スタイリストとして、ファッション雜誌や広告、映画、演劇など、さまざまなカルチャーシーンで活躍中の伊賀大介さん。彼にとって、タバコのある風景は特別なものであると語ります。

 今回は、そんな伊賀さんに、タバコとの付き合い方を伺いつつ、VAPEのある日常を提案します。

——まずは、伊賀さんとタバコとの出会いについて伺わせてください。

「ガキの頃から、カッコイイなって思う人や、グッと来るなって思うシーンには、タバコが重要な小道具として効いてたんですよね。自分がタバコを吸い始めたきっかけもアメリカ映画の影響がものすごく大きかったんです。『スタンド・バイ・ミー』とか『ランブルフィッシュ』とか、不良っぽいヤツらがまだ絶対ウマさなんて分かんないのに「タバコうめぇ!」とか言い合って吸ってて、でも子供心にそういう姿が無性にカッコ良く見えて、憧れたんです。
 タバコとの付き合いはもう20年近くになるんですけど、自分が吸うと、やっぱ人が吸う姿とか、やりとりとかにも目が行くんですよね。

ジョニー・デップ、ショーケン、勝新……、吸ってる姿がバキっとキマってる人って生き様もカッコイイし、1本のタバコを吸うためのたった5分間程度のコミュニケーションにも人間関係がよく出るんですよ。最近だと、『ハウスオブカード』っていうデヴィッド・フィンチャー監督のドラマでのタバコの使われ方が良かったっすね」

——仕事やプライベートなど、ご自身にとっての喫煙時間はどうですか?

「仕事柄、行く現場や一緒に仕事をする人が変わることも多いので、そういう意味ではタバコに助けられてる部分はあると思いますね。撮影現場に置いてある吸い殻捨てるバケツのことを“ガンガン”って呼ぶんですけど、待ち時間とかにそこでタバコ吸ってるとスタッフが集まってきて……。その数分間の会話が、仕事へのモチベーションになったり、新しい仕事につながったりすることもありますからね。
 プライベートでは、たとえば、友達とラーメン食って缶コーヒー買って、外で1本タバコ吸いながら「夏だな」くらいのやりとりだけして別れても、なんかいいっていうか。そういう男同士の時間ってのはありますね。

アナクロな価値観だとは思ってますけど、自分にとっては大事で。
 あ、でもクルマに乗ってるときに惰性で吸っちゃうタバコ、あれだけは、ちょっとなんとかしたいなあって思ってます(笑)」

——ではぜひその時間を、VAPEに充ててください! 今回、伊賀さんが選んだVAPEは、「Joyetech eGoONE Mini」シルバー。ハーブ&メンソールのリキッドを試していただきます。

「普段はハイライトを吸ってるんで、メンソールってのは新鮮ですね。(リキッドの注入に苦戦しながら)……なかなかコツが要りますね。あ、でもこういうの、ガジェット好きの人にはウケると思いますよ。

「それ何? 何してるの?」って聞かれて、説明するのもまたコミュニケーションになりますね。リキッドのフレーバーもいろいろあるし、レディースの可愛いデザインとか出れば、ファッションにも取り入れていけるんじゃないかな」

http://www.ohtabooks.com/vape/entry/12148/