世界的大スターともなれば、“都市伝説”の1つや2つはあるもの。香港映画の大スター・ジャッキー・チェンには、語学に関する噂が存在します。
その噂とは、「8か国語が話せる」というもの。世界を舞台に活躍するジャッキーは、いろんな国の言語を話せるという噂が根強く、ざっと調べただけでも、広東語、北京語、英語、日本語、台湾語、韓国語、ドイツ語、タイ語を使いこなせるという都市伝説が見つかります。

それぞれ映画で喋ったことがある言語ではありますが、日常的に話せるレベルなのは、そのうち3つほど。広東語は地元・香港の言語だから当然として、北京語と英語は大人になってから猛勉強したそうです(ただ、訛りはけっこうひどいとか)。

あと日本語と韓国語、それから台湾語は映画の公開イベントなどでよく行く国ということもあり、ある程度なら話せるようですが、そのほかの言語については、「話せる」という証拠は見つかりませんでした。

ただ、ここに挙がっていないもので、ジャッキーが必死に勉強した言語があります。
それは「手話」。2009年に台湾でデフリンピック(聴覚障害者のためのスポーツの国際大会) が開催された際、PR大使に選ばれたジャッキーはCMで手話のメッセージを伝えていました。今年も旧暦の大晦日に、中国のテレビで放送された歌謡番組で自慢の歌唱力とともに手話も披露しています。

◆ケトル VOL.40(2017年12月14日発売)