6月2日(火)より、東京・木場の東京都現代美術館にて、最も根源的でシンプルな表現であるドローイングの魅力に迫る展覧会『ドローイングの可能性』が開催される。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、臨時休館が続いてきた東京都現代美術館(東京都江東区)。
『ドローイングの可能性』は、3月から開幕が延期になっていた。しかし、東京都の「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ」が、5月26日にステップ1に移行したことを踏まえ、6月2日に一部開館、9日に全館開館することが決定。来館者には、マスクの着用、入館時の検温、対人距離の確保ほか、理解と協力を求めている。

同展は、線を核とするさまざまな表現を現代におけるドローイングと捉え、その可能性をいくつかの文脈から再考するものだ。会場では、

・自ら書き下ろしたテキストを作品化した書家の石川九楊とマティスの作品をドローイングとして再考する「言葉とイメージ」


・空間へのまなざしがドローイングとして展開する戸谷成雄や盛圭太の作品、草間彌生の初期の試みを紹介する「空間へのまなざし」


・想像力の飛翔を促すドローイングの主題としての、水をめぐるヴィジョンに注目する「水をめぐるヴィジョン」

といったテーマで展示を構成。公式サイトでは展示風景を紹介する動画も公開されている。


『ドローイングの可能性』は、2020年6月2日(火)~6月21日(日)まで、東京都現代美術館(江東区三好4-1-1 東京メトロ「清澄白河駅」徒歩9分)にて開催。開館時間は10:00~18:00。休館日は月曜。観覧料は当日一般1200円。

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