沖縄県南城市の古謝景春市長によるセクハラ疑惑で、被害を訴えている元運転手の女性は9日、古謝市長と市を相手に計404万5千円の損害賠償を求める訴訟を那覇地裁に提起した。度重なるセクハラ行為による屈辱的な精神的被害に加え、市が業務委託を期間途中で解除するなど「人格を損なう対応をされた」と訴えている。

 古謝市長は、これまでの本紙の取材や市議会での答弁で「一切やっていない」などと反論していた。提訴を受け、「この件に関しては全部ノーコメント」と述べた。

 訴状によると女性は2022年7月29日、市と業務委託契約を交わし、8月から市長用公用車の運転手として業務を開始。市長による性的な言動は8月3日に始まり、12月9日に胸を触られるなどわいせつ行為を受け、業務遂行が不可能になったと主張している。
 12月12日に市総務課へ被害を申告し、翌13日には総務課長から「そのまま業務をさせるわけにはいかない、危ないから」との理由で休む許可を得たが、市は同月28日、業務委託の合意解約を求めたという。女性が拒否すると、同日付で業務委託を解除された。

 市長の言動は「性的な関心・欲求に基づき、原告を不快にさせる言動」などとし、胸を触る行為などは「犯罪行為に該当しうる」と指摘。言動は公務中になされたものだとし、事実関係の調査や再発防止を怠った市側は、業務委託に基づく業務遂行を不能にさせた安全配慮義務違反の債務不履行があると訴えている。
「セクハラで屈辱的な精神的被害を受けた」 元運転手の女性が沖...の画像はこちら >>