沖縄県南城市玉城船越の生活排水用の側溝で絶滅危惧種の淡水魚タウナギ4匹が見つかった。近くに住む仲宗根寛典さん(70)が9日、側溝を清掃中に発見。
23日現在、自宅で育てており「エビなどよく食べて元気。長生きできるよう専門家に引き取ってもらいたい」と話している。
 タウナギは、生息場所の水田や湿地が急速に減少しており、県版レッドデータブックで絶滅の危険性が極めて高い絶滅危惧1A類に指定されている。

 仲宗根さんによると、側溝の底にたまった泥をかき出していた際、長さ8メートルほどの範囲の側溝から別々に4匹見つかった。発見当初はベニヤ板のような薄い茶色で少し透けていたという。「普通のウナギじゃないかも」と思い、ヌルヌルしたタウナギに苦戦しながら捕獲した。
体長は4匹とも約50センチ。
 魚類分類学が専門の沖縄美ら島財団総合研究所の宮本圭研究員は「タウナギが生息できる環境が少なくなり、生息数は減少していると思われる。生活の中で目にすることはまれなのではないか」と話した。(南部報道部・榮門琴音)
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側溝の泥をかき出したら…ぎょっと4匹! 絶滅危惧の淡水魚タウナギ発見 沖縄・南城市 
タウナギを見つけた仲宗根寛典さん(右)と妻の順子さん=15日、南城市玉城船越