株式会社リィ(廣瀬あゆみ代表、名古屋市)が運営する「リィスポーツスタジオ」が3月に那覇市天久でオープンした。児童の運動療育に、プロジェクターで写し出す映像などを活用する「デジタルスポーツ療育」を取り入れる。
全国17店舗のうち沖縄は16店舗目。廣瀬代表(35)は「デジタルを活用するゲーム感覚の運動で子のやる気を引き出すことができる」と魅力をアピールする。

 利用対象となる児童は、障がい福祉サービス利用のために市町村が発行する「受給者証」を持つ未就学児。那覇新都心店には現在、22人の登録がある。
 ボルダリングや鉄棒、跳び箱など各種運動を取り入れつつ、映像で写し出したモンスターにボールを当てたり魚の絵をフープで囲って消したりデジタルを併用する。(1)運動能力の向上(2)目の使い方(3)友達と協力する社会性-などに効果が見られるという。
児童とコーチのマンツーマン、複数の児童とコーチで取り組むスタイルがある。
 障がい福祉にデジタルを活用した療育がないことに着目し、約3年前に1店舗目のスタジオを名古屋市に立ち上げた。事業を続ける中で廣瀬代表は、児童の発達障がいなどが理由で「幼稚園を出禁になった」「スイミング教室に断られた」など、運動の機会が得られていないケースが多々あることを知ったという。「思っていた以上に私たちのスタジオの需要がある。日本全国に広げていきたい」と思いを語った。
 スタジオの1日の利用者数は最大10人で、同じ時間帯で一度に利用できる人数は最大5人。
療育プログラムから保護者へのフィードバックを含めて約90分の支援を実施する。問い合わせは那覇新都心のスタジオへ。(社会部・勝浦大輔)
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障がいのある子にデジタルスポーツ療育 ゲーム感覚でやる気を引き出す 運動の機会を求める保護者から需要
オンラインで取材に応じるリィスポーツスタジオの廣瀬あゆみ代表(提供)