全国保険医団体連合会(保団連)が8~9月に実施した調査の県内分を集計した。県内558医療機関から112件の回答があり、回答率は20・1%だった。
具体的なトラブル内容は「顔認証ができない」「ネットワークエラーでオンライン確認ができない」など。対応策としては「その日に持ち合わせていた健康保険証で資格確認をした」が多かった。
12月2日に廃止(新規発行停止)される健康保険証については、存続を求める声が82件で最多だった。
県庁記者クラブで会見した県保険医協会理事の山里将進医師は「保険証が廃止されれば医療機関の混乱は避けられない」と指摘した。
(社会部・下里潤)