新石垣空港で4月3日から韓国便と香港便の国際線2路線が定期運航する。格安航空会社(LCC)のジンエアー(韓国)が石垣-仁川で週5往復、香港エクスプレス航空(香港)が石垣-香港で週7往復。
国際線旅客ターミナルビルが2022年に完成して以来、初の国際線運航となる。グランドハンドリング(空港地上業務)のケイトマン・ザ・スカイ(石垣市)は今後、台湾便の運航再開に向けても協議を進める。
 韓国便は同空港として初めてで、香港便はコロナ禍の20年3月に定期便の運航を休止して以来5年ぶりの再開となる。
 県産業振興公社ソウル事務所の担当者は「韓国では那覇が成熟市場となっているが、石垣は新しい。離島に足を運んでもらう契機になれば」と期待した。香港事務所の担当者は「石垣ではインバウンド(訪日客)が戻っていない状況。受け入れには課題もあるが関係者で連携してやっていきたい」と話した。
 海外路線の運航再開では、コロナ禍で失った地上業務基盤の再構築が課題だった。ケイトマン・ザ・スカイは国際線再開に向け地元有志が立ち上げた会社。又吉良代表は「志半ばで拠点を移した前ハンドリング会社の意思を引き継ぎ、石垣のインバウンド機運を盛り上げたい」と話した。(政経部・大川藍)
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