全国218チームが競い合った昨年のうまいもん甲子園で、幸地さんと上原さんは、車麩(ふ)を使った「心と体の命薬(ぬちぐすい)キッシュ」で準優勝(大臣官房長賞)に輝いた。副賞として商品開発の権利を獲得し、企業とともに手がけている。
開発中のソーキそば風おにぎりは、ソーキそばのだしで炊いたご飯に、具材を挟んでおにぎりにしたもの。テーマは、進学や就職先は地元が良いという2人の「沖縄愛」。沖縄に行きたいと感じ、故郷の懐かしさに触れられるようにとの思いを込めた。
商品名に「うさがみそーれー」などのうちなーぐちを入れ、全国の売り場で興味を引くようなアイデアも考案中だ。商品名は今月に決まり、8月に全国で販売する予定だ。
幸地さんは「ソーキそばをおにぎりにするのは初めて。地元の味に近づけられるよう頑張りたい」。上原さんは「少しでも沖縄を感じ、癒やされてもらえればうれしい」と話した。
日本アクセスの嵯峨山晶子さんは「彼女たちのアイデアと沖縄への熱い思いに心を打たれた。
