【沖縄】レストランサービスの技術を競う「第19回HRSサービスコンクール2025」(主催・日本ホテル・レストランサービス技能協会)のカレッジ部門でこのほど、沖縄職業能力開発大学校国際ホスピタリティ観光科2年の伊波このかさん(20)=うるま市=が最高賞の厚生労働大臣賞(金賞)に輝いた。「最高賞が取れて本当にうれしい。
さらに技術を磨き、就職先のホテルではお客さまが満足できるサービスを提供したい」と意気込んだ。(中部報道部・吉川毅)
 コンクールは2月6日、東京都の東京ビッグサイトで開催。専門学校などで料飲接遇サービスを学ぶ学生を対象にしたカレッジ部門には、全国から伊波さんを含む13人が出場した。
 伊波さんはコンクールに向けて1年以上前から、一緒に出場する級友と練習を重ねてきた。授業や実習が終わった後も、午後8時ごろまで練習をすることも。本番では、級友が体調不良で実力を発揮できなかったことから「彼女の分も含めて頑張ろう」と、リンゴのカービング技術などを競う予選を勝ち抜いた。
 決勝は12分以内でカクテルを作り、調理された肉料理を切り分けて皿に盛り付けて配膳する「デクパージュ」の技能を競い、最高賞に輝いた。「前回出場した技能五輪の大会では結果に後悔していたので、このコンクールで最高賞が取れて本当にうれしい」と笑顔を見せた。
 卒業後は県内リゾートホテルのレストランで働く予定だ。「自分自身のサービスでお客さまに喜んでもらえたらうれしい。仕事も楽しみ、30歳までは技能五輪に挑戦し続けたい」と決意を語った。
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沖縄の学生、HRSサービスコンクールで最高賞 カクテル作りに評価 卒業後は県内リゾートホテルに就職へ
HRSサービスコンクール「カレッジ部門」で厚生労働大臣賞に輝いた伊波このかさん=4日、沖縄市池原・沖縄職業能力開発大学校
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