コンクールは2月6日、東京都の東京ビッグサイトで開催。専門学校などで料飲接遇サービスを学ぶ学生を対象にしたカレッジ部門には、全国から伊波さんを含む13人が出場した。
伊波さんはコンクールに向けて1年以上前から、一緒に出場する級友と練習を重ねてきた。授業や実習が終わった後も、午後8時ごろまで練習をすることも。本番では、級友が体調不良で実力を発揮できなかったことから「彼女の分も含めて頑張ろう」と、リンゴのカービング技術などを競う予選を勝ち抜いた。
決勝は12分以内でカクテルを作り、調理された肉料理を切り分けて皿に盛り付けて配膳する「デクパージュ」の技能を競い、最高賞に輝いた。「前回出場した技能五輪の大会では結果に後悔していたので、このコンクールで最高賞が取れて本当にうれしい」と笑顔を見せた。
卒業後は県内リゾートホテルのレストランで働く予定だ。「自分自身のサービスでお客さまに喜んでもらえたらうれしい。仕事も楽しみ、30歳までは技能五輪に挑戦し続けたい」と決意を語った。
