【東京】中谷元防衛相は18日午前の記者会見で、他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)に活用する地上発射型の長射程ミサイルを巡り、「配備先は未定だ」とした上で「移動する兵器で、戦況に応じて配置場所も変更を伴うものだ」との見解を示した。
 中谷氏は「既存の(陸上自衛隊の)地対艦誘導弾部隊の配備先には限られ ない」とも言及。
「当面の配備先は、しっかりしたものにしていかなければならない。最適な場所に配備できるよう総合的に検討する」と述べた。
 政府は2025年度中に「12式地対艦誘導弾」の能力向上型の配備を開始する。射程は約千キロ。九州への先行配備を検討しており、北朝鮮や中国沿岸部が射程内に入る。
(東京報道部・新垣卓也)
反撃用の長距離ミサイル「配備先は未定」と中谷防衛相 戦況に応...の画像はこちら >>
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