那覇市久茂地のタイムスビルで開催されている、沖縄戦などで亡くなった「平和の礎」刻銘者を掲載した沖縄タイムス紙面全52ページの展示が30日に終了する。

 紙面は10日から慰霊の日前日の22日まで毎日4ページに計24万人余の刻銘者の名前を掲載。
全ての紙面をつなげると背景に「平和の礎」と「ゲットウの花」の風景写真が現れる仕掛け。
 ビルでの展示が始まると、来場した人が紙面に見入り、戦没者の命に思いをはせた。
 展示のそばには来場者が記入できる「平和ノート」が置かれた。ノートには、「おじさんの名前もありました。今、またイスラエルが戦争を始めました。この世界から戦争をなくしたい」「にどと せんそうが おこりませんように」「命どぅ宝」など、不戦や平和を願う声であふれている。
 30日は午後3時まで。(社会部・又吉嘉例)

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「平和の礎」刻銘者を掲載した紙面の展示、きょう6月30日まで 那覇市のタイムスビル
刻銘者の背景に浮かび上がった「平和の礎」の全景
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