米軍の憲兵隊(MP)10人と県警、同市関係者計約30人が午前0時10分ごろから1時間40分ほどかけて巡視した。今回初めて日本人の基地警備員も参加した。
MPが、IDカードの提示を渋る人から財布を取り上げてカードを確認したり、リバティー制度に違反しているとみられる人の顔をスマートフォンで撮影したりした。
在沖米海兵隊基地のデーヴィット・ヘンクル憲兵隊司令官は「規則に違反した人は部隊に共有する」と話した。
日米地位協定に関する取り決めでは、米軍関係者による犯罪現場に日米双方の捜査当局が居合わせた場合、原則として米側が身柄を拘束することになっているが、今回、該当する事案はなかった。(社会部・豊島鉄博)