辺野古サンゴ許可撤回 沖縄県、農相の執行停止への抗告を見送り

辺野古サンゴ許可撤回 沖縄県、農相の執行停止への抗告を見送り
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 沖縄県名護市辺野古の新基地建設に伴うサンゴの移植のため特別採捕許可撤回の効力を止めた農相の執行停止の決定に対し、県は25日、抗告訴訟を提起しないと発表した。玉城デニー知事は同日の記者会見で、移植したサンゴの経過観察の状況次第で、沖縄防衛局に協議を求めるなど「取り得る手続きはしっかりとる」と述べた。
 県は農相の決定を不服として提訴も検討したが、司法の最終判断が示される前に移植が完了し、訴えの利益が失われることなどを理由に見送った。防衛局は一部地点の約830群体について、すでに移植を終えた。残る約3万8千群体の移植にも着手している。
 県は例年10月ごろまでとされる高水温や台風が襲来する時期の移植を避けるよう求めているが、裁判中にその時期を過ぎ、移植の中止を求める科学的な根拠がなくなることも懸念した。
 県関係者によると、裁判中に移植が完了した場合、県が数百万円かけ提起した訴訟を司法判断の前に自ら取り下げる必要が生じる。
 県は引き続き、行政指導で高水温や台風時期ではない適切な時期の移植を求める。経過観察で十分な生残率が見込まれない場合は、県が付した条件に基づき、移植方法などについて、防衛局に協議を求める。
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