「カルテ書き換えろ」院長の不正、長年横行か 開業9年で100人以上が辞職 看護師たちの“防衛策”

「カルテ書き換えろ」院長の不正、長年横行か 開業9年で100人以上が辞職 看護師たちの“防衛策”
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 帝王切開手術をしたかのように装い診療報酬をだまし取ったとして沖縄県警に20日、詐欺容疑で逮捕された容疑者(52)が院長を務める沖縄市の「あいレディースクリニック」では長年、不正が横行していたと複数の関係者が口をそろえる。病院への不信感などから、辞めた職員は開業から約9年間で100人以上に上るという。元職員の1人は「(容疑者は)患者を利用し、医療費を取れるだけ取るという姿勢。不誠実な対応や入院費などの高額請求で転院する患者も多く、本当に申し訳なく思っていた」と吐露する。
■カルテに印を付けて
 「ここのほとんどが全員ハイリスク妊娠のようだった。(容疑者から)健康なのに『妊娠高血圧症候群』と病名を入れてカルテを書き換えろ、とか普通にありました」。元看護スタッフが打ち明ける。「ハイリスク妊娠」と診断すれば、高額な点滴薬「マグセント」を使ったことにして診療報酬を架空請求できるからだという。「うそだと分かっていても、医師が言うのでみんな従うしかなかった」(同)。
 現場の看護師たちは、特定の病名に使う薬剤を間違って健康な妊婦に投与しないよう、カルテに「★」「●」など印を付けて“事実”と“虚偽”を区別し、医療ミスに細心の注意を払ってきたという。
 別の元職員は「カルテの印は、院長の不正から自分たちを守るために看護部で決めた」と明かす。診療報酬明細書(レセプト)の作成係に渡される虚偽のカルテとは別に、看護部では「紙カルテ」と呼ばれる正確な事実を記したもう一つの患者記録を用意し、ミスが起きないよう防衛策を講じていた。
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