UAの原点を感じることができる1stにして大ヒット作『11』

UAの原点を感じることができる1stにして大ヒット作『11』
『11』('96)/UA (okmusic UP's)
歌手活動20周年を迎えたUAが約7年振りとなるオリジナルアルバム『JaPo』を5月11日にリリースする。タイトルはアイヌ語で“陸の子”を意味する言葉に由来していて、UAのメイクは縄文美術にインスパイアされたものだというが、いかにも彼女らしい。1995年にシングル「HORIZON」でデビューを果たしたUAは朝本浩文がプロデュースを手がけた「情熱」のヒットでブレイク。そのエキゾティックで鮮烈なビジュアルと憂いと野性味を兼ね備えたヴォーカルがシーンを騒がせることになる。そんなUAの記念すべき1stアルバム『11』はサウンドのアプローチが変化しても音楽を通して伝えたい本質が今、現在もブレていないという意味で“原点”と言える作品だ。ざっくりと言ってしまえば人間もまた自然の一部だというメッセージ。UAは当たり前で忘れてしまいがちなことを体現し続けている歌い手であり、芸術家である。

【その他の画像】UA

■絶対的な“孤独”を内包しているヴォーカリスト

京都の嵯峨美術短期大学中にジャニス・ジョップリンやアレサ・フランクリンといった個性爆発型シンガーに影響を受け、シンガーになることを決意したUAは1994年にジャズクラブで歌っているところをスカウトされ、デビューを果たすことになる。初めて彼女の歌声に触れた時は「とんでもないシンガーが出てきた」と思った。ソウルフルで歌の上手い女性シンガーは数多くいるが、彼女の歌声の奥には何とも言えない哀しみが漂っていた。と同時に、その声は大地やどこまでも広がる空をも感じさせてくれた。寂しいとかセンチメンタルな意味ではなく、UAの歌は絶対的な“孤独”を内包しているのである。そういう意味でも、2000年に...続きを読む

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