理不尽な浮世を生き延びる、泣きながら踊るためのアンセム5曲

理不尽な浮世を生き延びる、泣きながら踊るためのアンセム5曲
「どぉなっちゃってんだよ」収録アルバム『家庭教師』 (okmusic UP's)
「ついてない びっくりするほどついてない ほんとにあるの?あたしにあした」と詠んだのは歌人の加藤千恵さんですが、世の理不尽さに顔と声を失い、無彩色の虚無にまみれてGWを過ごした新社会人の方も決して少なくはないでしょう。努力すればした分だけ還元される景気のいい時代は遥か前に終わり、どれほど実績を積んでも給与が上がることもなく賞与も受給されず、「若者の○○離れ」という紋切り型の定型句ばかりが鉛の輪のように首にぶら下がり、きっと退職金も年金ももらえないけれど、明日は明日以降も無情なまでに訪れる。それでも音楽があるのなら、音楽に泣いて踊る瞬間が手の中にあるうちは、絶望から逃れることはできなくてもほんの束の間忘れる術はあって、また月曜から血まみれのまま笑って歩いていけるような気もするのです。

【その他の画像】岡村靖幸

■1. 「どぉなっちゃってんだよ」(‘90)/岡村靖幸

《どぉなっちゃってんだよ 人生がんばってんだよ》というパンチラインで自身を鼓舞させるという生活を長年貫いてきましたが、改めて聴くとサンプリングとブレイクビーツが構築されては瞬く間に姿を変える極彩色の万華鏡のようなトラックと、岡村靖幸のパワフルなのにペシミスティックな歌声の歪さに頭がおかしくなりそうです。こんな先進的な楽曲がガンガン流れていたであろうバブル~バブル世代直後の時代はさぞや面白かっただろうなあと憧れを抱くと同時に、物心ついた時から「ゆとり世代」と罵られてきた我が身が心底虚しくなります。

あわせて読みたい

OKMusicの記事をもっと見る 2017年5月8日の音楽記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

トピックス

> 今日の主要ニュース > 国内の主要ニュース > 海外の主要ニュース > 芸能の主要ニュース > スポーツの主要ニュース > トレンドの主要ニュース > おもしろの主要ニュース > コラムの主要ニュース > インタビューの主要ニュース

音楽ニュースアクセスランキング

音楽ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

芸能の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

話題のアーティストのライブ情報や最新音楽情報などをお届け。人気アイドルグループや注目アーティストのインタビューなども充実。