
そんな野音公演は5月31日(水)にリリースした『SINNERS-EP』を提げた全国ツアー『TOUR'17「THE SINNER STRIKES BACK」』の最終日であり、lynch.初となる日比谷野外音楽堂でのワンマン。チケットは完売し、蝉の鳴き声で包まれた野音の会場に真っ黒のライブTシャツを着たファンたちが集う。
定刻を過ぎ、SEと共にツアータイトルが大きく描かれたオープニング映像が流れ、玲央(Gt.)、晁直(Dr.)、悠介(Gt.)、葉月(Vo.)が登場すると、一曲目の「EVOKE」で早くも金テープが舞った。続く「BLACK OUT DESTROY」のベースソロでは葉月の「オンベース、人時!」という掛け声で、この曲のレコーディングとステージサポートの双方を担当した人時(サポートベース)が唸りを上げた。
“ツアーファイナル野音へようこそ!すげぇ景色です。ありがとう!という”葉月の一言で、会場からはメンバーの名前を叫ぶ声などの声援が行き交った。そして、陽も暮れて、照明が映えるステージで葉月は“空が見えるから良いね”と言って「KALEIDO」をしっとりと歌い上げる。その後も妖艶な「SORROW」や轟音の「DIES IRAE」など『SINNERS-EP』収録曲が披露されてゆく中で、最後に“色々あったけど絶対止まらないから。そんな約束の曲を”と「TRIGGER」を。