映像の中ではメンバーのマイケル・スタイプ、マイク・ミルズ、ピーター・バックやスコット・リット、そしてストリングス・アレンジャーを務めたレッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズなどの最新インタビューが収録され、名盤の製作の裏話が語られているので、気になる方はぜひチェックしよう。
【ドキュメンタリー映像より メンバーのコメント(抜粋)】
■マイケル・スタイプ
文化的には、1992年のアメリカは居心地のいい場所ではなかった。僕らはロナルド・レーガン、ジョージ・ブッシュ、エイズなどでアメリカが政治的に最も暗い時代の12年間を経験していた。本作はそういったことに対する反応だったと思う。僕は喪失、変遷、死ー誰もが知っている一番大きな変遷 に関するアルバムを作りたかったんだ。
前作のアルバム『アウト・オブ・タイム』とシングル「ルージング・マイ・レリジョン」の成功によって、本作も世界が耳を傾けてくれると感じていた。そして、僕はとても自信を持ちパワフルにも感じたが、同時に非常に脆弱だった。ポップ・ミュージック界にいる一人として、自分自身を脆弱なものとして提示することはそれまでは実際に行われたことがまだ一度もなかった。バンドが美しい歌とそんなムードをもたらせてくれて僕は喪失と闇について書くことができたんだ。そして、それが功を奏したのさ。