
トップバッターはyonige。2017年9月に初のフルアルバム『girls like girls』をリリースした、牛丸ありさ(Vo&G)とごっきん(B&Cho)によるunBORDEニューカマーのロックバンドだ。この日は各地のラジオ局などでパワープレイを獲得した「さよならプリズナー」からスタート。途中ちょっとしたトラブルなどはあったが、エモーショナルな「沙希」、疾走感溢れる「ワンルーム」とメリハリをつけた選曲でバンドの持ち味を伝えていく。内なる感情を熱っぽく鳴らすギター、ドライブするベース、それを支えるサポートのドラム。3人で繰り出すバンドのエネルギーは、初見のオーディエンスにも間違いなく伝わったはずだ。
アーティスト名がアナウンスされた瞬間から、5色のサイリウムがフロアを埋め尽くした。すっかり恒例となったこの光景、2番手はもちろんチームしゃちほこだ。メンバーカラーのサンタ帽とガーリーな白のセットアップで登場した5人は「今日はクリスマスパーティー!私たちから皆さんへ、クリスマスメドレーというプレゼントを贈ります!」と、「クリスマスイブ」などおなじみのクリスマスソングを披露。途中、フロアに向かって赤いブーツから取り出したお菓子をバラまいたり、特大プレゼントをファンに手渡したりと、クリスマスムード全開のおもてなしで盛り上げた。後半は「抱きしめてアンセム」や「JOINT」などのキラーチューンを連発。初めて見た人も思わず巻き込まれてしまう魅力と楽しさが詰まったパフォーマンスで会場をひとつにした。