
開場1時間前にZepp DiverCity Tokyo(以下、Zeppダイバーシティ)付近に到着し、早速目撃したのは、フレンズグッズを身にまとうファンたちと入り口付近のグッズブースにできた長蛇の列……観光客でにぎわうお台場で会場前はひときわ目を惹いており、ファンたちは会場に入る前から、すでに<petit town release tour~グランパーティー!~(以下、グランパーティー)>を楽しんでいる様子だ。
会場へと入りフロアを眺めると、さすがのソールドアウト公演。約2500人のキャパを誇るZeppダイバーシティは人で溢れかえっている。フロアも巻き込んで共にライブを作りあげるという形でファンを楽しませる、フレンズだが、このキャパシティでのワンマンは初となる。どのようにフロアの隅々まで巻き込み、ライブを作りあげていくのか……想像すると楽しみでならない。
ステージ上には『プチタウン』のジャケットに描かれた月が立体的に組まれており、セットについて話し、スマホで撮影をしながら開演を待っていた観客たちもチラホラ。すると、公演の陰アナウンスが聞こえてきたが、なんだかゆるいアナウンス。違和感を覚え、しっかりと聞いてみると、なんと影アナウンスの声の主は、おかもとえみ(以下、おかもと)だ。気付きはじめたフロアが徐々にざわつきはじめる。締めの影アナウンスでは、「精一杯歌わせてもらいます!」と宣言したのは、ひろせひろせ(以下、ひろせ)。登場前から意表を突いたフレンズらしい演出で、ざわつきは歓声へと変わった。