
ハイチ地震の直後、「ただ義援金を送るのではなく、各々が復興を願い希望を届けるライヴをしたい」という想いから2010年5月4日を(とごしのひ)と命名し、アコースティックギターを片手に僅か数十人の前からスタートした同イベント。一切の事前告知が無いにも関わらず徐々に拡大し、昨年は約1400名が集まるまでになった。
個人と地元有志と共に続けてきた10回目の今年は、品川区や小学校などの行政や地元商店街からサポートを受け "しながわ文化プログラム" にも認定。出演者はすべてサプライズという中でプロアマ問わず多くのパフォーマーや児童館のキッズバンドが登場し、老若男女問わずファンと地元の住人とで笑顔と希望が溢れるイベントとなった。
開催に際し、JESSEからはハイチでの震災や東日本大震災、その苦難な状況の度に希望を持ち続けたことで10回目を迎えられたこと、また続けてきたことで戸越の誇れるイベントになったことに感謝を伝え、ライブがスタート。アコースティック・ギターを手にしたJESSEのパフォーマンスは、開催当初と変わらないスタイルであり、フリー・スタイルで繰り広げられるリリックには、地元やイベントのエピソードも織り交ぜられ、一気に会場を沸かせた。