ヴォーカリストとしての椎名林檎を味わう5曲

ヴォーカリストとしての椎名林檎を味わう5曲
ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲! (okmusic UP's)
“中二病”というカテゴライズも、“メンヘラ”という俗語も、セルフイメージで構築された“病み”で氾濫する海のごときSNSもなかった時代から「要は椎名林檎とか好きなんでしょ?」と言われ続けてきた自分がよく元号変わるまで生き延びたなぁ、あの自分よりもさらにどうしようもなくクソみたいな世の中なのに…と感慨深くなったので、今回は椎名林檎のことしか書きません。作詞家、職業音楽家、エンターテイナーとしての椎名林檎という女性は、これまでにさまざまな文献で語られているので、喉に天性のエフェクターを宿しているとしか思えない稀有なヴォーカリストとしての椎名林檎に焦点を絞ります。

「正しい街」(’99)/椎名林檎

終末観の漂う1999年を稲光のごとく貫いた1stアルバム『無罪モラトリアム』の冒頭を飾る「正しい街」。過去の男性と現在の女性、故郷へのノスタルジーという歌謡曲的な要素で構築された世界観の中、”あい”の韻を繰り返してアタックを強めることで語感の心地良さを演出する戦略性と、歪んだギターにストリングさながらの流麗さで神経を引っ掻くシンセサイザー。さらに凌駕するフェイクを極めたような声調の巧みさ。切迫感を演じるブレスで独白のように綴られる“今”、雨だれのように淡々と落とされる“昔”への未練、《道浜も君も室見川もない》と慟哭にも似たディストーションが響く”本心”。ここから《あの日飛び出した此の街と君が正しかったのにね》と終えた途端に「歌舞伎町の女王」が幕を開けるという極彩色の演劇性と作為的な虚無が最高で。

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2019年11月25日の音楽記事

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