ファンク系ブルースを生み出したB・B・キングの『コンプリートリー・ウェル』

ファンク系ブルースを生み出したB・B・キングの『コンプリートリー・ウェル』
(okmusic UP's)
“キング・オブ・ブルース”と呼ばれたB・B・キングは、音楽ファンなら誰もが知るビッグネームである。しかし、ブルースマンとしての彼は、日本やイギリスでは白人に魂を売ったアーティストとして語られることも多い。僕は彼をブルースマンとして捉えることがそもそも間違っているのではないかと考えている。もちろん、キャリアの初期(60年代中頃までか)はブルースマンとして捉えるべきだし、言うまでもなくブルースギターの名手でもある。

しかし、60年代後半からは、白人のオーディエンスが増え、ロックやファンク、ソウルに急接近しており、その姿もまたB・B・キングなのである。彼は今で言うアメリカーナ的なスタンスで捉えるのが正しいと思う。今回取り上げる『コンプリートリー・ウェル』は白黒混合の名うてのミュージシャンをバックに制作された名盤であり、収録曲の「スリル・イズ・ゴーン」は70年のグラミー賞を受賞している。

ブルースは洗練されR&Bや ソウルへと進化

アメリカ南部で生まれたカントリーブルースがシカゴブルース~ジャンプブルースへと進化するのは、南部のプランテーションで働く黒人が都会に出て、工場などで働くようになったことと無縁ではない。都会生活で徐々に生活が良くなるにつれ、音楽もまた都会化し洗練されたものになるのが必然だろう。エレクトリック化したブルースは、ジャズやブギと結びついて、より都会的なR&Bへと変貌していき、やがてはソウルやファンクへと姿を変えていくのである。

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2020年3月6日の音楽記事

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