
会場は、政府・自治体のガイドラインを遵守し、収容人数の半分に集客を抑え、規制入場、そして、マスク着用と全員に検温と消毒が行われた。天候の心配もよそに、夏の終わりを感じる少しだけひんやりとした空気の中、ライブへの期待が高まっていた。
又吉“SEGUN"優也(B)、柳下“DAYO"武史(G)、宮原“TOYIN"良太(Dr)、芹澤優真(Key)が順に登場すると、普段よりも遠慮がちによろこびを表す客席。ステージ上の4人は、音を出し合い、お互いを確かめ合うように自然とジャムセッションがはじまり、さわやかな風が感じられるような「TRIANGLE」からスタートした。スペアザの楽曲の中で歌モノとして人気の「Good morning」では、芹澤、宮原、柳下の歌声が重なった瞬間、会場の空気もさらにあたたまり、音の浮遊感とそのグルーヴが大音量で身体に響いてきた。