浅井健一がUAらと結成したバンド、AJICOにしか発揮できない真価を『深緑』に見る
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(okmusic UP's)
今年9月半ば。浅井健一&THE INTERCHANGE KILLSの「TOO BLUE」がリリースされたあとくらいに、編集担当氏から“BLANKEY JET CITY の名盤は随分以前に紹介したので、今度は浅井さんつながりでSHERBETSやAJICOはどうですか?”と推されていたのだが、ここまでいろいろと新作リリースが続いて、大分先送りしてしまって申し訳ない。大変遅くなりました。今週はAJICOの『深緑』を紹介します。

画期的だったバンド結成

まずは、有名アーティスト同士による豪華コラボレーション、それも男女のコラボから語ってみたい。男女コラボというのは演歌や歌謡曲の世界ではことさら珍しいのものではなく、フランク永井/松尾和子「東京ナイトクラブ」(1959年)、橋幸夫/吉永小百合「いつでも夢を」(1962年)辺りから始まって、木の実ナナ/五木ひろし「居酒屋」(1982年)、小林幸子/美樹克彦「もしかしてPART II」(1984年)等々、いくらでも実例を挙げられるし、何ならほぼ歌えるほどでもある。であるからして…と思い、J-POP、J-ROCKに話を絞らせてもらおうと考えたのだが、これもまた殊更に少ないとも言えない。鈴木聖美 WITH RATS&STAR「ロンリー・チャップリン」(1987年)や中山美穂&WANDS「世界中の誰よりきっと」(1993年)辺りを例に上げようとするのは古い人間の悪癖だろうから、もう少し最近のもの(と言っても、ここ15年間くらいだが)に話を絞っても、記憶にも記録にも残る名曲はわりとある。順にザっと上げてみる。

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