
第一弾として12月1日にリリースされる「サボテン」は、首振りDolls最強のメロディメーカー、ジョニー・ダイアモンド(Gu)渾身の作。作詞作曲者であるジョニーの人間性を感じさせるあたたかな歌詞とメロディーは、切なく広がるキャッチーさが、俯きがちな顔をそっと空へと向けてくれる。
第二弾として12月15日にリリースされる「散り散り」は、首振りDollsのメインコンポーザーであるnao(Vo&Dr)が生み出すザッツ・首振りDollsサウンド。いなたいサウンドの中に宿る、どうしようもない寂しさと孤独が漂う“傷心ロック”は首振りDollsの絶対的な武器と言える。
そして、最終章である第三弾として12月27日にリリースされる「SMILE」は、首振りDollsの“ホラー”感を担うショーン・ホラーショー(Ba)の作曲ナンバー。自身が首振りDollsに正式加入した記念すべき日に放たれる今作は、“本当の悪は笑顔の中にある”をテーマに描かれた人間の深層心理に迫る一曲。
3人が申し合わせることなく、それぞれに“孤独”を描いていたという今作は、人々の心を深く傷つけることとなった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が蔓延した中で改めて対面した自分自身の心の叫びだったのかもしれない。そして。そんな楽曲をより深く印象づけるジャケット写真は、最近では『凄凄切切』(極めてもの寂しい様)をテーマに撮影している写真家・寫眞館GELATINによるもの。ここに生まれた3つの必然を、どうか受け止めて欲しい。