minus(-) 、藤井麻輝の凄みを見せつけたラストへのカウントダウン

minus(-)としての活動を4月と9月のライヴで終了する。

そのことが発表されたのは2月の末。当時、短いインタビューで答えていた内容を要約すれば、minus(-)という名義に求められることと、藤井麻輝としてやるべき音の乖離、ということになるが、コロナ禍の非常事態宣言による影響でこの日に延期された〈the last act〉に、その答えがあった。

凄かった。BGMも流れず、誰も声を上げない開演前の空気が、ライヴが始まると一変。ノイズ、アンビエント、ポストパンク、エレクトロニカといったサウンドに、旧き良き和やゴシックな様式美が絡み合い。藤井麻輝でしかない世界観を構築していく。それは決してポップでわかりやすいものではないが、彼を深く知れば知るほど、その沼に足を取られ、抜け出せなくなっていく。独特な照明が印象的だったそのステージ構成も含め、観る部分すべてに彼の息吹がある。芸術とかそういうことではなく、目や耳、身体に触れるものすべてが藤井麻輝そのものだった。

ゆえに空気も読まないし、忖度もない。minus(-)の〈the last act〉なのだから、これまでの歩みを振り返り、森岡賢在籍時のアッパーでダンサブルな楽曲をやって大団円、を想像した人もいるだろうが、そんなサービスとは一切無縁。「The Victim」と「B612」が初期の楽曲からはピックアップされたが、他はminus(-)が藤井のソロユニット化して以降の楽曲が並んだ。しかしそれが、どの曲も大胆にヴァージョンアップされている。特に終盤に披露された「ヨハネインザダーク」と、

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