『Songs』のヒットで00年代のパンクブームを牽引! 復活を遂げた175R、そのバンドの本質を探る

これも正直に告白をすると、筆者は「空に唄えば」をちゃんと聴くまで、このAとサビは別の楽曲のものだと思っていたし、これだけ立ったメロディーがあれば2、3曲に分けても良かったのでは、と今でも思う。でも、そんな素人考えかつ貧乏根性を175Rが持つはずもなかった。持て余る才能を出し惜しみすることなく、ぶつけたのだろう。上記でも述べた通り、SHOGO(Vo)の作るメロディーは分かりやすく、ポップなものばかりである。「空に唄えば」に関して言えば、そのメロディーをツイン、トリプルで盛り込んでいるのだから、大衆に支持されたのも当然だったと言える。しかも、そのサウンドは勢いのいいパンクロックをベースに、R&Rの基本もしっかりと抑えてある。今考えても175Rは売れてしかるべきバンドだったと思う。ツインカレーに喩えよう。それぞれに他店なら看板メニュー級の旨さのビーフカレーとチキンカレーが乗っているとする。ルーはともにマイルドな辛さながらも、本場の香辛料の風味がピリッと効いていたりする本格派ならば、そりゃあ万人受けするだろうし、提供する店には行列もできようというものだろう。

■歌詞は意外と“青春真っ只中”ではない

個人的に興味深かったのは歌詞。「ジャンルとしては青春パンクに分類される」(ウィキペディアより抜粋)とあるから、歌詞は青春時代特有の清々しさ、甘酸っぱさが満載かと思ったら、これが意外にもそうでもなかった。《あの日の夢は今も僕の事を縛りつけて/何も変わらずずっと流れてる》(M8「空に唄えば」)でも分かる通り、青春真っ只中を描いたというよりも、若干回顧的なのである。

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