あぶらだこの一口では語れない音楽性が詰まった“木盤”は異端派パンクバンドならではの逸品

あぶらだこの一口では語れない音楽性が詰まった“木盤”は異端派パンクバンドならではの逸品
拡大する(全2枚)
(okmusic UP's)
今週は目ぼしいリリース作品がない。いや、なくはないのだけれども、過去紹介したアーティストだったり、若手のリリースだったりと、ここで紹介するような人たちのリリースがなかったので、こんな時は…と、随分前に担当編集者から渡されていた、あぶらだこを引っ張り出してきた。一般的な知名度はそれほどないかもしれないが、本文でも書いたように、現役で活躍するミュージシャンにも彼らからの影響を公言する人が多い“異端のパンクバンド”だ。そんなあぶらだこが1985年に発表したメジャー第一弾、通称“木盤”を紹介する。

影響を公言するアーティスト多し

本稿作成にあてって軽くググってみたら、あぶらだこからの影響を公言する現役アーティストというと、GLAYのHISAHI、怒髪天増子直純、eastern youthの吉野 寿、POLYSICSハヤシヒロユキ、夜の本気ダンスの鈴鹿秋斗…といった人たちの名前が挙がってくる。意外なところでは女優の成海璃子もそのひとりで、彼女がかつてテレビのバラエティー番組で自室を紹介した際、そこにあぶらだこのCDが映り込んでいたという。上記の顔ぶれを見るとやや北海道の成分が多いような気がするが、それはそれとして、この面子を見るだけでも、あぶらだこというバンドが後年に与えたものは決して少なくなかったと断言できるのではないかと思う。

そして、それと同時に、そこには単なる音楽の方向性──例えば、ギターポップだとかダンスエレクトロとかいう、そういったジャンル的なインフルエンスがあったわけではないこともよく分かる。大きく分ければ、あぶらだこはやはりパンクに括られるだろうが、彼らの音源が再発される度に “80年代に彗星の如く現れた異端派パンクバンド”なるキャッチコピーが付けられていることがまさしくその証左で、少なくともディストリビューション側には、パンクはパンクでも正統派パンクではないという認識はあったようだ。確かに今回“木盤”を聴いてもその印象は初期パンクでもハードコアパンクでもなかった。

この記事の画像

「あぶらだこの一口では語れない音楽性が詰まった“木盤”は異端派パンクバンドならではの逸品」の画像1 「あぶらだこの一口では語れない音楽性が詰まった“木盤”は異端派パンクバンドならではの逸品」の画像2
編集部おすすめ

当時の記事を読む

OKMusicの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

ピックアップ

もっと読む

音楽ニュースランキング

音楽ランキングをもっと見る
お買いものリンク