邦楽シーンの神々の集い
ティン・パン・アレーは、細野晴臣(Ba&Vo)、鈴木 茂(Gu&Vo)、林 立夫(Dr)、松任谷正隆(Key&Vo)の4人で1973年に結成されたキャラメル・ママを前身としたバンドで、1974年にこのバンド名になったと言われている(1975年に佐藤 博(Key)が参加)。少しでも邦楽に詳しい人にはもはや説明不要だろう。はっぴいえんどのメンバーであり、はちみつぱいのメンバーであり、ユーミンのプロデューサー&アレンジャーであり、YMOであり、現在に至る日本の音楽シーンの名立たるアーティストをバックアップしたミュージシャンたち。数多くの邦楽名盤を産み出してきた音楽人で、もし彼らがいなかったら邦楽シーンは今とは大きくスタイルを変えていたと言っても過言ではなかろう。
そのティン・パン・アレーは1970年代に3枚のアルバムを遺しているのだが(実質2枚…いや、1枚とする説もあるけれど…?)、今回紹介する1st『キャラメル・ママ』に参加しているレコーディングメンバーもこれまた半端ない。ザっと紹介すると──。