2016年7月にグループの5期メンバーとして加入し、約5年4カ月をアンジュルムでの活動に捧げてきた笠原。今年6月にグループからの卒業を発表しこの日を迎えた。アンジュルムとしても単独公演は昨年12月の日本武道館公演以来、約1年ぶりとなる。当日は新型コロナウイルス感染予防対策がとられた上で約6,000人を動員。さらにライブの模様はフジテレビTWO(ドラマ・アニメ)にて生中継され、全国47都道府県の映画館でライブビューイングも実施された。
360度ステージで全方向から観客の眼差しを浴びつつ、会場を笠原のメンバーカラーであるホットピンクの光で染め上げてライブはスタート。「赤いイヤホン」「次々続々」と、随所でセンターに立つ笠原へスポットを当てながらヘヴィなビートを刻んで会場の熱量を上げていく。観客もクラップをまわして流れを作っていったところで、最新シングルより華やかなブギーナンバー「愛されルート A or B?」を披露。続く「乙女の逆襲」で挑発的に最初のブロックを飾った。
MCブロックではリーダーの竹内朱莉が出だしの挨拶から「約1年ぶりの武道館で、見てのとおり舞い上がってます!」とコメント。自身の卒業について話を振られた笠原は「全くそういった実感はなく、この最強のアンジュルムで、最強のコンサートをお届けしたいという気持ちで、今は本当に楽しい! それだけです」と声を弾ませた。